仕事が忙しかったり外食中心の生活を送っていたりすると、バランスのいい食事を取るのはなかなか難しいのではないでしょうか。
また健康に気をつけて自炊している方であっても、毎日充分な量の野菜を摂取し続けるのは大変な場合も考えられます。
そうした際の栄養補給の一助として、青汁の利用が効果的だと言えるでしょう。

ここでは青汁の主原料である大麦若葉についての解説と、大麦若葉が含まれる青汁の商品紹介をおこないます。

大麦若葉とはどんなもの?どんな栄養成分が含まれてる?

大麦若葉とはイネ科の植物である大麦の、若い葉の部分を指します。
主な原産地は中央アジアで、一般的に20~30センチメートルくらいまで成長した状態で収穫したものとなります。



大麦は世界で最も古い時代から栽培されていた穀物の1つと考えられており、約1万年前の新石器時代より西アジアから中央アジアにかけて栽培されていたと言われています。
中国から朝鮮半島を経て日本に伝わったとされ、奈良時代には日本各地で大麦が栽培されていました。

大麦は実のなる穂の形によって「二条種(にじょうしゅ)」と「六条種(ろくじょうしゅ)」に分かれます。
二条種のほうが粒が大きい傾向にあり、「大粒大麦(だいりゅうおおむぎ)」という別名で呼ばれることもあります。

対して六条種は「小粒大麦(しょうりゅうおおむぎ)」という別名で呼ばれます。
さらに実の外皮が剥がれて粒が剥き出しになりやすい種類があり、そうした大麦を「はだか麦」と呼びます。

そして大麦若葉に含まれる栄養成分としてはビタミンAやビタミンB1、ビタミンKなどの「各種ビタミン群」、別名プテロイングルタミン酸とも呼ばれる「葉酸」、カルシウムなどの各種ミネラル群、トリプトファンなどの「アミノ酸」があります。
また、食物繊維やβカロテン、カテキンの他、SOD酵素(スーパー・オキサイド・ディスムスターゼ)なども含まれています。

葉酸についてはこちら青汁に含まれる「葉酸」の成分や効果!妊婦さんにもオススメ!妊娠中に必要な理由や推奨量は?を参考にどうぞ。

大麦若葉の効果・効能とは?

葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

大麦若葉は健康向上に繋がるさまざまな効能を備えているとされています。
その中でまず注目したいのは生活習慣病の予防効果です。

大麦若葉にはカリウムが豊富に含まれているので、血液中のナトリウムを腎臓で吸収されにくくする作用が見込めます。
加えてナトリウムを尿によって排出する働きも促されますから、動脈硬化や高血圧の予防が期待できるでしょう。

またSOD酵素には血糖値の上昇を抑制する効能があると考えられているため、糖尿病の予防にも繋がります。
さらに大麦若葉の成分が上手く作用すれば、腸内環境を整えることもできるでしょう。



大麦若葉に多く含まれている食物繊維は水分を吸収することで大きく膨らみますから、腸を刺激して排便が促され、便秘が緩和する可能性があります。
なおかつクロロフィルなどが体内の毒素を吸着して排出してくれるので、デトックスにもなりえるでしょう。

そして各種ビタミン群の働きによって、美肌効果も望めるでしょう。
ビタミンCには肌の潤いに欠かせないコラーゲンの生成を促進する作用があり、シミの元となるメラニン色素の増加を抑えられるとされています。

ビタミンB群は自律神経の働きを正常化したり、皮脂の分泌量をコントロールしたりといった作用が期待できますから、肌荒れやニキビなどの予防に繋がるでしょう。
ビタミンAによる抗酸化作用も肌に好影響となり、スキンケア効果が高まる可能性があります。

他にもビタミンやミネラルなどによる脂肪燃焼効果や疲労回復効果や免疫力向上効果や貧血予防効果、SOD酵素による活性酸素除去効果やアンチエイジング効果など、大麦若葉には数々の効能があると考えられています。

特に体に不調を感じていないという方にとっても、大麦若葉を原料とした青汁を常用することでバランスのよい栄養補給が可能となりますから、健康維持の助けとなるでしょう。


大麦若葉の青汁は、ケールとくらべて飲みやすい?

大麦若葉とともに青汁の主原料として使用される野菜に、ケールがあります。
ケールは主に地中海沿岸に生息しているアブラナ科の野菜で、いろいろな栄養素を豊富に含有していることから「野菜の王様」と呼ばれることもあります。
明治初期に日本に伝わったとされ、日本の各地でも栽培されています。

ケールは栄養素をバランスよく含み、栄養価の高さは大麦若葉に匹敵するほどです。
とりわけ神経ホルモンの一種であるメラトニンを多く含んでいて、不眠症の緩和や睡眠の質を高める効果があると考えられています。

それからアレルギー誘引物質の抑制作用や花粉症軽減作用も期待されており、花粉症などのアレルギー体質の良化に役立つ可能性があります。

しかしながらケールには独特の苦みやくさみやえぐみがあり、かなりクセの強い味わいが特徴となります。
青汁の各メーカーは製法を工夫し、粉末状にしたり粒状にしたりすることで飲みやすさの向上を図っていますが、野菜嫌いの方であれば、どうしてもケールの味を受け入れられないという場合もありえるでしょう。

ケールについてはこちら青汁に含まれている「ケール」の栄養素、効果・効能は?美肌効果や便秘解消にもいい?へ。

葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

その点、大麦若葉は抹茶のような風味を持ち、比較的飲みやすい味わいとなっています。
穀物である大麦若葉はケールに比べるとほのかな甘みや香ばしさが感じられ、野菜ならではの苦みや青くささは少ないと言えます。

すず助手 すず

初めて青汁を飲む人にもオススメの原料ってことですね!!

大麦若葉が含まれている青汁の商品一覧

「極の青汁」(サントリー)

ビールやお茶やコーヒーなどを製造する飲料メーカーとして有名なサントリーが作った青汁で、厳選した高品質の国産素材を使用しているのが特徴です。
熊本県阿蘇などで無農薬にこだわって栽培された大麦若葉は独特の濃い甘みを持ち、レタスの約5倍の食物繊維を含有しています。

また鹿児島県屋久島などで育った明日葉はほうれん草にも負けない栄養バランスを誇り、ニンジンの約5倍のビタミンEを含みます。
さらに独自の製法によって、通常では体に吸収されづらいケルセチンの吸収力を大幅に高めることに成功しました。
飲料メーカーとして味にもこだわり、宇治の煎茶や愛知県産の抹茶を使用して飲みやすさも追求しています。

詳しくはこちら[サントリーウエルネスオンライン] 極の青汁の口コミ、効果は?へ。

「ヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサン」(大正製薬)

大手製薬会社である大正製薬が開発した青汁で、食物繊維の一種であるキトサンを配合しています。
農薬不使用の有機大麦若葉をベースにしており、アスパラガスのおよそ9.5倍のビタミンB2、小松菜のおよそ6.5倍の葉酸、ほうれん草のおよそ8.8倍の鉄分を含有しています(大麦若葉粉末100グラムの場合)。
抹茶配合のため飲みやすく、毎日続けやすい仕上がりとなっています。

「実りの雑穀青汁」(健康の社)

22種類の雑穀をブレンドした青汁です。
大分県国東半島を初めとした九州地方で栽培された化学肥料不使用の大麦若葉を、超微粉砕製法によって粉末化し、喉ごしのよさを実現しました。
さらに大麦若葉に加えられた22種類の厳選国産雑穀は発酵によって低分子化しており、栄養価もアップしています。

そして米由来の植物性乳酸菌120億個(1包3.3グラム当たり)や、沖縄県石垣島産のクロレラや、たっぷりの食物繊維などが配合されているのも特徴でしょう。
美味しく飲み続けてもらうために、静岡県産の抹茶を使用して香り豊かに仕上げているのもポイントです。

葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

このように、各メーカーからいろいろなタイプの青汁が販売されています。
原料となる大麦若葉にもそれぞれのこだわりが見えるので、健康増進効果も期待できるでしょう。
ただメーカーによって味や飲みやすさなどは異なるので、自分に合った青汁はどれか、少しずつ試していくといいのではないでしょうか。

すず助手 すず

あなたのお気に入りの青汁を見つけてくださいね!!