野菜不足を補うだけでなく体に良い栄養素を含んだ青汁は、健康づくりによい飲み物です。
しかし、たくさん飲めばよいというわけではありません。
1日に摂取したい適量はあります。

飲み過ぎによって起こりやすい体への影響や、おすすめできない飲み方などを説明します。
正しい飲み方で、健康的に青汁を生活に取り入れてください。

青汁の1日の摂取量の目安はどれくらい?

青汁は健康に関心の高い人を中心に、子どもからお年寄りまで幅広く愛飲されている飲み物です。
ケールや大麦若葉、明日葉、そして桑の葉などを主原料としたものが一般的ですが、フルーツや甘みのある果物をブレンドしてまろやかな飲みやすさを重視したものも多く出ています。

葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

青汁は続けることで健康への効果が期待できるのが愛飲されている理由の一つです。


特に野菜不足を気にする人にとって、飲むだけでビタミン類や鉄分、ミネラルまで摂れる青汁は健康維持によいと考える人が多いのはうなずけます。
厚生労働省で掲げている1日に必要な成人の野菜の量は、350g以上とされています。

私が今回、男女各100名ずつに「野菜不足だと思いますか」というアンケートをとったところ、男女とも77%の人が「はい」と回答しました。

多くの人が自分の野菜不足を実感している結果となりました。
なかなかこの350gを毎日とるというのはそれだけ難しいということですね。
このアンケートについてはこちらあなたは野菜不足になっていませんか?独身男女のアンケート結果を比較!

なかなかこの量の野菜が摂れない人はその分を青汁で補うことが可能ですが、だからと言って青汁を大量に飲めばいいというわけではありません。

青汁には1日の適量があります。
その適量を毎日続けることで本当の健康づくりに役立つと言えるのです。
仮に大量に飲んだところで余分なものは排出されてしまうので意味がありません。

ところで青汁の適量とはどれくらいでしょうか。
青汁はさまざまな種類が出ているので、適量もそれぞれ異なります。
粉末状のものが1杯分ずつの個包装になっているのが一般的ですが、多くの場合はその個包装のもので1杯〜3杯というのが1日あたりの量になっています。

1日にどれくらい飲めばいいかは青汁の外箱や袋などに明記されているのでそれを守りましょう。
摂取量は1回で全部飲むのではなく、分けて飲むほうが効果的です。
2杯の場合は朝と夜といった具合に適度な間隔を空けて飲むのがおすすめです。
青汁は健康補助として考え、野菜は野菜でしっかり食べましょう。



健康にいい「青汁」、副作用はそもそもない!

青汁には副作用があるという表現をされることがあります。
しかし、一般的に副作用と言われるものは医薬品に対して使用される言葉です。
青汁は健康に良いということはあっても薬ではないため、そもそも副作用はありません。

ただ、飲み方や飲む人によって健康促進に繋がらないことがあるので注意しましょう。
青汁には上の項目で説明したように、推奨されている1日当たりの適量があります。

これは健康を維持するために良いとされている量で、青汁の効果を得る上で守っておきたい量のことです。
毎日適量で飲み続けることで、青汁は効果を発揮してくれます。


せっかくいろいろな青汁が出ているのですから、目的を決めて選ぶのもいいでしょう。
従来のような野菜不足を目的にしたものから、美肌効果が期待できるコラーゲンが入ったもの、整腸効果を考えた乳酸菌入りのものや酵素入りのものなど、種類はかなりのものになります。

青汁の美容効果については、こちらも参考にどうぞ♪
青汁に美肌効果、アンチエイジング効果がある?肌荒れ、ニキビなどの肌トラブルが改善する?
青汁の便秘解消効果についてはこちらも参考にどうぞ♪
青汁で便秘解消出来る?デトックス、腸内環境を整える効果?

青汁にありがちな苦味を抑えたい人には、フルーツを豊富にブレンドした青汁や蜂蜜でまろやかさを出したものなど、飲みやすさを工夫した青汁も多数出ています。


ダイエットに特化したものや美肌づくりが期待できるものなど、自分の気になる部分を改善する目的で青汁を選んでみましょう。
体質によっては適量を守ってもお腹が緩んでしまったり飲みにくかったりするかもしれませんが、気になるものを試しながら合ったものを探していくという楽しみ方もあります。

青汁のダイエット効果については青汁のダイエット効果は?本当に痩せる?青汁の置き換えダイエットの効果的なやり方へ。

青汁の効果として、飲み過ぎによる症状は?

青汁自体に副作用はありませんが、そう感じる人がいるのは飲みすぎた時の症状によるものが多いかもしれません。

青汁は食物繊維が豊富に含まれているもので、野菜の不足を補うという以外に便秘の解消に役立つ飲み物という一面もあります。
便秘の解消に直接働きやすいのは食物繊維ですが、継続的に飲み続けることで青汁に多く入っているビタミン類や鉄分などが効果的に働いて冷え性を改善することも、便秘しにくい体づくりの要因です。

時間をかけて少しずつ体質改善を図っていくのはおすすめですが、一度に大量に飲んでしまうと便が緩んでしまうことがあります。
特にもともとお腹が弱い人は青汁を一気にたくさん飲むのは避けましょう。


他にも、一度に飲み過ぎてしまうことで逆効果になることがあります。
それは体を冷やしてしまうことです。

青汁は続けて飲めば冷え性を改善すると書いているのに、一体それは何故でしょうか。
青汁に含まれているのは体を温める効果のあるビタミン類や鉄分だけではありません。
青汁にはカリウムという成分も含まれていますが、これは体を冷やす働きをします。

夏の暑い時期にカリウムを適度に摂るのは体をクールダウンする効果が得られますが、冷え性の人が摂り過ぎると逆効果になってしまうのです。
青汁は冷え性を改善したい人にも効果のある飲み物ですが、効果を期待するあまり大量に飲んでしまうとお腹が緩んでしまったり冷えてしまったりという症状が表れます。
もちろん、冷えや便の緩みは一時的なものなので心配は要りません。

しかし、体調を良くしたい、健康になりたいと考えてたくさん飲んでしまうことでこういった症状が出てしまうと副作用と感じることがあるかもしれません。
体に良いと言っても一度にたくさん飲むのではなく、適量を守って続ける方が、効果が期待できるということです。

薬との併用は大丈夫?青汁は薬ではない

青汁を飲む上で気をつけたいことは他にもあります。
青汁は確かに健康を維持する上で続けたい飲み物ですが、認識しておきたいのは薬ではないということです。

青汁を、どんな体調不良や病気にも改善効果の高い万能薬である、と考えてはいけません。
青汁を飲んで健康が増進されている人もいれば、抱えている病気や体質によっては合わない人もいます。

中でも腎臓機能が低下している人や食物アレルギーの人、そして甲状腺機能に異常が見られる人やC型肝炎の人も青汁を飲んではいけない人です。
腎臓機能が低下している人はカリウムを自分で排泄できないため、そのまま体内に蓄積されてしまいます。
青汁にはカリウムが含まれているため体内に溜まってしまい、カリウム血症を起こしてしまうからです。

甲状腺機能に問題が見られる人はケールを原料とした青汁を飲まないようにしましょう。
ケールに含まれるイソチオシアネートは、甲状腺機能によい影響を与えません。

C型肝炎の場合は青汁に含まれている鉄分が問題になります。
鉄分が肝臓に溜まりやすくなり、症状を悪化させてしまう可能性があります。


このほか、ワーファリンを服用している人も青汁を飲んではいけません。
ワーファリンとは血流を良くして血栓ができるのを防ぐための薬です。
青汁には止血作用のあるビタミンKが含まれているので、相反する効果のあるこの2つを同時に摂ってしまうとワーファリンの効果が弱まってしまうことが分かっています。

青汁は健康を維持する上で効果が得られる飲み物ですが、飲み方は飲む人によっては体質の改善が見られなかったり病状を悪化させたりすることもあります。

アレルギーを抱えている場合は該当する成分が含まれていないか、自分の体に合っている原材料かどうかをチェックしてから飲みことが大切です。

すず助手 すず

おはようございます教授!実は4日前から便秘がひどくて、昨日夜寝る前に教授からもらった特製青汁を1リットル飲んだら、今朝からお腹が緩くてピンチです!
というわけで今日は講義休んで「トイレの住人」になります!!

葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

ちょっとすずちゃん!私が試作したあの特製青汁を1リットルも飲んだの?!私の渾身の試作品を飲みきるなんて、かなりの強者ね…!!でも私の講義を休むなんて100年早いわ!!

すず助手 すず

とめないでください教授!!今日から私のことは『女子トイレのすず』と呼んでくれていいですから!!




葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

『女子トイレのすず』…!!なんだかとってもホラーな香りね…!!


葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

というわけで、青汁には副作用はありませんが、一度に飲み過ぎないよう適量を守り、何らかの病気で治療中の場合や薬を服用している人は担当医に相談してから飲むようにしましょう。