健康を保つための飲み物として、青汁が注目されています。
その青汁に含まれる成分の中で、よく見かけるのが明日葉という植物です。

栄養が豊富で、昔から薬草としても活用されてきたという明日葉ですが、詳しい効能は、知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、明日葉とはどんな植物なのか、その効果やおすすめの青汁についても、紹介します。

明日葉とはどんな植物?栄養価はどう?

明日葉とは、伊豆諸島や房総半島、三浦半島、紀伊半島など太平洋沿岸に自生する、日本が原産とされているセリ科シシウド属の植物です。
江戸時代には、アシタグサ、アイダグサ、ハチジョウソウなどとも呼ばれていました。
古くから食用、あるいや薬草として使用されており、天然痘の予防にも用いられていたともいわれています。

明日葉は年間を通して収穫できますが、もっとも多く収穫できるのは、3月から4月にかけてとなります。
明日葉の生産量が1番多い都道府県は東京都で、全体の約9割を占めていますが、収穫のほとんどは伊豆諸島におけるものです。


今日摘んでも、明日また芽が出るといわれるほどの生命力を持っており、現在でも栄養価の高い植物として、青汁やサプリメントなどの原料に広く利用されています。

ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、などのビタミン類をはじめ、ビタミンAの前駆体であるβカロチン、鉄やカルシウム、カリウムなどのミネラル類、といった豊富な栄養素を含んでいる明日葉ですが、その中でも、もっとも特徴的な栄養素は、クマリンとカルコンと呼ばれる栄養素でしょう。

クマリンはセリ科の植物に含まれる栄養素、カルコンは明日葉にしか含まれていない栄養素で、成人病や認知症の予防などの効果が期待されています。

不老長寿の薬ともいわれ、現在でも生産された物の9割が青汁やサプリメントとなってしまう明日葉ですが、八丈島などでは天ぷらや和え物として、食用にもよく使用されており、その独特の味が楽しまれています。

明日葉にしか含まれない”カルコン”の効果がすごい?!

明日葉はセリ科ですが、他のセリ科植物では見られない独特な黄色い汁を含んでいます。
この黄汁に含まれるのがカルコンと呼ばれる明日葉特有の栄養素です。
カルコンとは老化を防ぐともいわれているファイトケミカルの一種となります。

大阪薬科大学馬場きみ江教授の研究により、カルコンには、抗菌作用、抗潰瘍、胃酸分泌抑制作用、抗血液凝固作用、抗アレルギー作用、末梢血管拡張作用、血圧上昇抑制、肝臓脂質の低下作用、レトロウイルス増殖阻害作用など多くの効能があることが確認されました。
また製薬会社などでも研究が進められ、さまざまな効能が新たに確認されています。

葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

これらの効能により、明日葉には動脈硬化や肥満などといった生活習慣病を予防する効果が期待されています。
また脂質を低下させたり、血管を拡張させたりといった働きがあることから、血液をサラサラにし、むくみを解消してすっきりとした体型にしてくれるといった効能も見込めます!


明日葉には、抗糖尿病作用があるとの研究もあります。
糖尿病を防ぐには、インスリンの働きが不可欠ですが、カルコンはインスリンの作用不足を補う働きがあると確認されたのです。

加えてカルコンには、血糖値を抑える働きがあるとされ、さらには糖尿病の合併症である白内障などの発症も抑える働きがあることがわかってきました。
以上のようにカルコンの多くの効能が確認されたことにより、明日葉はその生産量のほとんどが青汁やサプリメントの原料として使われるようになったのです。

明日葉の”クマリン”で認知症の予防や改善にも?

クマリンは、抗酸化物質であるポリフェノールの一種です。
セリ科の植物のほかに、ミカン科やキク科の植物などにも含まれているもので、抗菌作用や抗血液凝固作用のほか、むくみを防止するといった働きもあるとされています。

クマリンは血液凝固を防ぐ働きがあることから、血栓の防止薬などにも利用されているのです。
つまり脳梗塞や心筋梗塞への効果が期待できるということです。

またクマリンは、血流をよくすることから、むくみを改善する働きもあります。
さらには抗菌効果、抗酸化作用などもあるため、老化や疾病から身体を守ってくれるとも考えられています。

最近では、クマリンに認知症予防や改善の効果もあることがわかってきました。
認知症の一種であるアルツハイマー病の発症は、βアミロイドたんぱく質が脳内で増加することが原因のひとつとされています。

アルツハイマーによる記憶や学習能力の阻害は、βアミロイドたんぱく質の神経毒性によるものと推測されているのですが、クマリンには、この神経毒性を抑制する働きがあると考えられているのです。

さらにクマリンには、脳の老化を防止するといわれる神経成長因子の生成を促す作用があることが確認されています。
以上のようにクマリンは、認知症予防や改善の働きも注目されているのです。


美肌や便秘解消など、その他の明日葉の効果は?

酸素は、人体にとってエネルギーを作り出すためには必要なものです。
しかし使用されなかった酸素は酸化して、人体をいわば錆びついたような状態にしてしまいます。

酸化は、身体の機能を錆びつかせ、生活習慣病や、白髪やしわ、しみを作る老化の原因ともなってしまうのです。
明日葉には、ビタミンCやE、クマリン、カルコンなど抗酸化作用を持つ成分を豊富に含まれています。
これらの成分が、生活習慣病や老化の原因となる酸化を解消してくれる働きをします。

また明日葉は、ビタミン類を多く含んでいるので、美肌の効果も期待できます。
食物繊維や胃腸の働きをよくする葉緑素もたくさん含まれるので、便秘の解消にも役立ちます。
便秘が解消されれば、腸内の老廃物が排出されて、吹き出物などお肌のトラブルが解消されるでしょう。



明日葉に含まれる鉄分や葉酸、カリウムなどは、貧血の予防にも役立ちます。
美肌効果のあるビタミンAを生み出すβカロチンは、視力の低下やドライアイなど目に関する効能もあるといわれています。
明日葉には、健康と美容をサポートしてくれる成分が豊富に含まれているのです。

明日葉が含まれているオススメの青汁一覧

サンスターの「粉末青汁」

100パーセント国産の野菜5種類を使ったサンスターの「粉末青汁」は、1杯で野菜約100グラム相当の栄養がとれることが特徴です。
明日葉のほかに、ブロッコリー、ケール、大麦若葉、モロヘイヤといった野菜がバランスよく含まれています。

一般的な青汁の1袋あたりの量は約4グラムですが、「粉末青汁」は、1袋あたり10グラムもの量があるので、かなりお得な商品といえるでしょう。
マイクロパウダー製法で作られているため溶けやすく、好みのドリンクなどに溶かして飲むことが可能となっています。

サントリーの「極の青汁」

サントリーの「極の青汁」は、大麦若葉がメインの青汁で、明日葉ももちろん含まれています。
抗酸化作用のあるケルセチンと糖を結合させた成分が含まれているのが特徴で、価格も手頃、栄養バランスのとれた青汁といえるでしょう。
抹茶風味なので、日本人の嗜好にあっており、多くの人が飲みやすいと感じられる味付けになっています。

宇治煎茶や抹茶が含まれており、お茶代わりにも飲むこともできます。
国産素材にこだわっていることが、安心感にも繋がっているといえるでしょう。

詳しくはこちら[サントリーウエルネスオンライン] 極の青汁の口コミ、効果は?へ。

マイケアの「ふるさと青汁」

マイケアの「ふるさと青汁」は、明日葉の根や茎なども含まれているのが特徴です。
明日葉独特の成分であるカルコンは、根や茎に多く含まれているとされているので、明日葉の特色をより多く反映させた青汁であるといえるでしょう。

八丈島産の明日葉が主原料であり、ほかにミネラルやビタミンが豊富な島根県産の桑の葉、食物繊維を多く含む大分県産の大麦若葉を使用しています。
抹茶風味で飲みやすく、ヨーグルトや料理に混ぜて食べることもできます。

詳しくはこちらマイケア「ふるさと青汁」口コミはどう?明日葉のカルコン魅力がすごい!へ。

葉加瀬みどり 青汁教授 葉加瀬みどり

野菜が不足しがちな現代人にとって、ビタミンやミネラル、ポリフェノールといった栄養素が豊富にバランスよく含まれている明日葉は、理想的な健康食といえるでしょう。
今後ますます研究が進むであろう明日葉は、新しい効能の発見が、これからも期待できます。

すず助手 すず

明日葉の青汁を生活に取り入れて、美容と健康に役立てたいですね!!